2026/07/15 00:00
「You Know I’m No Good」は、2006年10月発表の「Rehab」に続く、『Back To Black』からのセカンド・シングルとしてリリースされた。エイミーの代名詞であるソウルフルで肩の力の抜けたサウンドが印象的な同曲は、世界各地で成功を収め、イギリスのHip Hop/R&Bチャートで首位を獲得し、全英シングル・チャートでも18位に記録。その後、同曲はイギリスをはじめ、デンマーク、ニュージーランド、スペイン、スイスでプラチナ認定を受けている。
『Back To Black』の多くの楽曲と同様に、エイミーは「You Know I’m No Good」でもプロデューサーのマーク・ロンソンとタッグを組んでいる。マークはこのプロジェクトにおいて、彼女が1960年代のガール・グループやドゥーワップのエッセンスを取り入れる手助けをした。そのサウンドを実現するうえで重要な役割を果たしたのが、ダップ・キングスによるホーン・セクションだった。マークは2011年のインタビューで当時をこう振り返っている。
「エイミーの作品では、現代的なプラグインやあらゆるテクニックを使って、古いレコードのような音を再現しようとしていた。そこでふと、“だったらダップ・キングスに実際に演奏してもらえばいいじゃないか”と思いついたんだ。彼らは、本物のヴィンテージ・サウンドを生み出す方法を知っていたからね」
また、この楽曲は2026年7月に発売されたザ・ローリング・ストーンズのアルバム『Foreign Tongues』にも収録されたことでも話題となっている。このカバーについてミック・ジャガーは次のように語っている。
「今作でちょっと楽しかったのは、エイミー・ワインハウスの曲“You Know I’m No Good”をハーモニカでやったことだ。元々はホーン・パートだったと思うんだけど、幸運なことに、本当にハーモニカに合っていたんだ。まるでハーモニカ・パートとして書かれたかのようだったんだ」
リリース以来、エイミー・ワインハウスの『Back To Black』は2000年代を代表する作品であるだけでなく、ポピュラー音楽史に残る名盤の一つとして高く評価され続けている。
「Back To Black」「Tears Dry On Their Own」「Love Is A Losing Game」といった代表曲を収録したこのアルバムは、世界的な大ヒットを記録。イギリスでは15度のプラチナ認定を受け、同国で歴代屈指のセールスを誇るアルバムとなっている。アメリカでもダブル・プラチナを獲得し、第50回グラミー賞では“最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞”を受賞。さらにエイミー・ワインハウスは、“最優秀新人賞”をはじめ、「Rehab」で“最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞”、“年間最優秀レコード賞”、“年間最優秀楽曲賞”を受賞し、計5部門を制した。なお、『Back To Black』は“年間最優秀アルバム賞”にもノミネートされている。
エイミー・ワインハウス『Back To Black』
2006年10月27日発売
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